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2014年07月03日

【御伽噺】 「中東に石油あり、中国に“農奴”あり」

「中東に石油あり、中国にレアアースあり」
これは1992年にトウ小平が言った言葉。
中国はレアアースを戦略資源として対外戦略を有利に進めるという意味だが、
消費したら消えてなくなる石油とは違って、レアアースはリサイクル・リデュースにより
需要が減って、思惑通りにはならなかった。

経済的に世界を牽引している国には、それぞれの長所がある。
中東・ロシアはエネルギーの原産国。
アメリカは総合力がすごい。最近はエネルギー原産国にもなってきているし。
日本は、、、人材かな。
常に新商品・新サービスを世界に先駆けて開発しなければならない宿命であるが。

では中国は???
私は「安価で豊富な農作物」が可能にする「安価で豊富な労働力」だと考えます。
「安価で豊富な農作物」は
・広大な平地
・十分な水資源
・十分な農民
によって成り立ちます。

中国を飛行機や鉄道、高速道路を使って移動する時に感心するのが
見渡す限りの広大な農地。
“広大は平地”は昔からあったのですが、それを農地に買えたのは“十分な水資源”。
中国の歴史を見ると、日照りと洪水で飢饉が発生して、農民反乱が発生し、王朝が
弱体化するということが繰り返されてきました。
日照りと洪水。雨が少なすぎても多すぎても飢饉、という状態でしたが、
近代中国は“三峡ダム”をはじめとする治水対策で、これを克服。
あとは“十分な農民”がいれば「安価で豊富な農作物」の供給が可能。

中国13億人の内、半数が農民です。最低限の
しかも戸籍制度により、簡単には都市に移住出来ません。
産業が無い地方では、農民になるしか無いのです。これは事実上「農奴」です。
「中東に石油あり、中国に“農奴”あり」

「安価で豊富な農作物」が「安価で豊富な労働力」を可能にします。
“生命を維持する最低限のコスト”が安く済むからです。
確かに現時点は、農民工の成り手が少なくなって、沿岸地域の人件費が上がっていますが、
これは不動産バブルが地方に流れて、無意味なマンション、ショッピングセンター等
の建設に人手が取られているだけであり、地方の不動産物件の値下がりが顕著化しそうな
状況にあるので、新規物件の建設が少なくなれば現金収入を求める農民工は
また増えてくるでしょう。

戸籍制度により地方に縛り付けられている農民は、現金収入を得るのが難しい
ので、子供に教育を付けてやることが難しく、子供も農民にならざるを得ない
という負のスパイラル。「農奴の子は農奴」

豊富な「農奴」に支えられた「安価で豊富な労働力」こそ、この国の優位性。

上海人等の都市戸籍人は、構造的に恵まれていると思う。
「安価な労働力」で作られた財を、国際相場の価格で海外に売ればいいのだから。
もちろん海外を相手するには、それなりの知識習得(語学等)、努力が必要だが。
まあ、ウチの会社で働いているスタッフは、その恩恵を受けているのだが。
○モナー.png


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posted by ムーゾン at 08:00| 上海 ☁| Comment(0) | 御伽噺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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