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2013年12月12日

【御伽噺】たいがー あんど どらごん

11月に開催された三中全会(中共第十八届中央委员会第三次全体会议)。
「三中全会」はこれまで、中国の大きな転換点となってきました。 1978年、ケ小平氏が
「改革・開放路線」を決めたほか、1993年には、江沢民氏が「社会主義市場経済の定義」
を打ち出しました。中国の今後を占う会議ですので、その結果を気にしていました。
出てきた結果は、、、、何とでも解釈できる玉虫色の表現。
これは内部闘争による妥協の産物であるため。
この国では虎と龍による熾烈な争いが続いている。
両陣営の顔を立てたのが今回の三中全会の結果。

●克強。国務院総理(首相)、この国のナンバー2。
中国共産主義青年団(共青団)出身。下からの叩き上げエリートのグループ。
この国の問題・矛盾を“更なる資本主義化、民主化”にて解決しようとしている。
公平性・透明性を増すことにより社会矛盾の克服を目指す。
その過程では支配者層、富裕層の特権剥奪や、無駄な投資責任(バブル崩壊)も必ず発生する。
健全で長期的に持続可能な解決方法だが、現在の支配層の没落を生む。

●近平。国家主席。この国のナンバー1.
太子党出身。中国共産党の高級幹部の子弟等で特権的地位にいる者たちのグループ。
この国の問題・矛盾をどのように解決しようとしているのか、はっきりしない。
しかしこの方が提唱する“中国夢”から見えてくるものは、、、、
“毛沢東的権力集中による”問題解決。
今でも毛沢東は農民を中心にして、絶対的な人気、カリスマ性がある。
毛沢東が推し進めた“平等主義的社会”は、社会の底辺にある人には受け入れられやすい。
“平等主義”推進の先に文化大革命という悲劇も起こったのだが。
今、極端に格差が広がったこの国で、格差是正の解決として文化大革命的な手法は分かりやすい。
では、本当にこの方が“平等主義的社会”を目指そうとしているのか?
NO!
この方のバックについているのが●沢民。元国家主席。
太子党でも共青団でもない。上海閥というグループの長。
この上海閥がくせもの。このグループにはイデオロギー的なものはあまりなく
「メンバーが金儲け出来ればいい」というスタンス。
こんなのがバックにいるのに“平等主義的社会”なんてあり得ない。
毛沢東の仮面をかぶって“腐敗撲滅運動”等で民衆のガス抜きをしながら、
実際には民衆に目立たぬように支配者層、富裕層を擁護していく。

全く方向性が違う解決法なので、内部闘争ばかりで時間だけが過ぎていく。
最近良く見る下のポスターが薄気味悪い。
中国夢.png


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posted by ムーゾン at 08:00| 上海 🌁| Comment(0) | 御伽噺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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