このブログに記載されている内容は、2010年6月から2014年7月までの情報です。

2014年01月31日

【御伽噺】中国 根源的な欠・(2/3) 戸籍

戸籍問題(労働力不足の矛盾)

農民戸籍の人は、簡単には都市戸籍を取得出来ない。
都市に出稼ぎに行くには「農民工」の身分で行くしかないが、都市生活の物価の高さにより手元に残る金額が少なく、疲弊して帰郷することになるだけ。
(そもそも都市の不動産は高額で買えるはずも無く、いつかは帰郷する前提となる)
農村であれば、現金収入は少ないが(平均10万円/年)、食べるのには困らない。
この様な悪条件の為に「農民工」の成り手が減ってきているので、
13億人もいるのに労働力不足が発生している。
広州市ではベトナム人の不法労働者が常態化している。
http://textream.yahoo.co.jp/message/1061689/bbda4h7pbaq?comment=5303
戸籍移管を簡単にすれば良いということになるが、都市戸籍の人間は公的福祉が厚く公的コストが高いので、都市側行政は受け入れを拒んでいる。(上海人であるだけで、既に特権階級)
上海市の隣の浙江省の人の話では、上海の戸籍を持っているだけで生活保護を受ける権利があり700元/月貰えるが、浙江省の人には生活保護は無いとのこと。誰だって上海の戸籍が欲しくなる。上海隣の浙江省の人口5,000万人がみんな上海戸籍になったら上海市の負担は大変なことに。
北京市も“主要任務は人口急増の抑制”としている。(戸籍以前に流入阻止)
http://japanese.cri.cn/881/2013/12/23/142s215975.htm
戸籍を移動させることが出来ない(引越し出来ない)ということは、
教育を受ける権利にも影響する。
「農民の子は農民」という負のスパイラルに陥る。
(特権階級はそれでヨシなのか。家畜ならぬ国畜?)

中国を『13億人のマーケット』と見るべきではない。
都市戸籍を持つ『3億人のマーケット』規模と見た方が順当だろう。
http://www.newsclip.be/article/2013/10/30/19555.html

戸籍に関する下記記事もご参照
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140116-00000032-rcdc-cn

10億人規模の“農作物低コスト生産マシーン”を持つことが、
この国の強みかもしれないが。
最後は、食さえあれば何とかなる。


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2014年01月29日

【御伽噺】中国 根源的な欠・(1/3) 金融

金融システムの不備(金の貸し方が分かっていない)

中国には民営銀行はほとんど無く、五大銀行(中国工商銀行、中国建設銀行、中国銀行、中国農業銀行、交通銀行:全銀行資産の約50%)も全て国営。
建前としては社会主義国家であるので、銀行の金利についても国家からの指定があり、預金受入基準金利:3%(上限3.2%)、貸出基準金利:6%(下限4.2%)。
本来の金融業とは、ハイリスクな投資にはハイリターン(高金利)、ローリスクな投資にはローリターン(低金利)という、リスクと金利とを天秤に掛けた金融技術が必要となるが、上記の様な手法の中では金融技術は磨かれない。
またローリスク?な国営企業が優先的な融資先となる。
このような状況の中で中国内のリスクマネーへの需要に対応するために
「シャドーバンキング」が自然発生してきた。
日本で言うと(死語ではあるが)「頼母子講」「無尽講」となる。
一歩間違えれば「ねずみ講」の類。
この「ねずみ講」の貸出総額が20億元とも30億元とも。
中国全体のマネーストックが約100兆元であるので、数割の規模が闇金融。
経済活動や管理通貨(人民元)の数割が政府コントロールの蚊帳の外にある状態。
また国有銀行の「国営企業は回収ノーリスク」という前提での融資も非常に危険。
国営企業は非常に生産性が低い。儲けることが出来ない会社から回収出来るのか?
五大銀行が国有企業であるので、中央銀行(中国人民銀行)とのケジメも曖昧。
事実上、五大銀行も中央銀行のようなもの(いくらでも人民元を印刷出来る?)。


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2014年01月27日

デフォルト(債務不履行)が、、、、来る〜っ(ザキヤマ風)

「デフォルトが〜〜〜〜

ザキヤマ.jpg


1月31日に償還が来る高利回りの投資商品が中国で初めてデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念が強まっている。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MZJBMS6K50YE01.html

中国工商銀行は問題を抱えた30億元(約520億円)規模の信託商品の
救済を求める呼び掛けを拒否しているということ。
あと五日しかない。どうする?どうなる?

私は、中国工商銀行は損をしてでもデフォルト(債務不履行)を回避すると思う。
理由は、投資家の大半は工商銀が手掛けるプライベートバンキング事業の顧客とのこと。
投資家に損させたらプライベートバンキング事業から手を引かれて、工商銀が一人負けするだけ。
このような報道も出てきたし。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140124-00000043-biz_reut-nb

地方政府が救済するという話も出てきたし。
http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPL3N0KX1KI20140123

中国人民銀行も市中に2550億元(約4兆3350億円)供給したから、キャッシュは十分。
http://muzon.seesaa.net/article/385810695.html
30億元(約520億円)なんてゴミみたいな数字。

デフォルトさせた場合と、デフォルトさせない場合の流れは下記通り。

デフォルトさせる。
→信託会社による“暗黙の保証”に対する投資家の信頼が無くなる。
→投資家は信託会社から人民元を引き上げる。
→信託会社の資金が枯渇して、相次いで倒産する。逃げ遅れた投資家は大損する。
→信託会社が融資している不動産開発に資金が流れなくなる。
→不動産開発が資金不足で相次いで中止になる。建築関連業種が軒並み倒産する。
→不動産神話(絶対に儲かる)が崩壊する。
→バブル崩壊になる。

デフォルトさせない。
→銀行が損を補填する。キャッシュは人民銀行がなんとかする。
→投資家は「やっぱり“暗黙の保証”はあるんだ」と確信する。
→リスクゼロということが証明されたので、今まで以上に金融商品に投資する。
→今回の様な事が頻発するが、銀行が損を補填する。キャッシュは人民銀行がなんとかする。
→“人民元祭り”になる。

祭りだ、祭りだ、祭りだ、人民元祭り〜
燃えろ投資と浪費こそ男のロマン
俺もどんとまた生きてやる
これが中国の祭りだよ〜(byサブちゃん)

永遠にデフォルトさせなければ、人民元がドンドン印刷されて、インフレが加速する。

【追記】
しかしまあ、高利回りの金融商品に国営銀行保証、地方政府保証がつくのなら
私でも買いたいよ。
日本にある資産を全部ぶち込もうか?
日本→中国に大金移動させるのも難しいし、儲かったとしても中国→日本に移動させるのも難しい。
やめとこ。


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